クレジットカードの審査にまつわる謎を解明

■なぜ高速審査できるの?

最近のクレジットカードには高速で審査が完了するものが増えてきました。公式Webサイトなどにすら最短で5分、などといった高速審査の実施に関するアピールをしているクレジットカードが出てきているぐらいです。逆にこれだけ早く審査が進んでしまうと心配になるような方も居るかもしれません。今まではクレジットカードの審査といえば1-2日は必要となることが一般的でしたし、そういったことを知っている方ならばなおさら正しく審査がされているのかと思うこともあるかもしれません。

心配はあるかもしれませんが、クレジットカードの審査は法律に定められたこと
をはじめクレジットカード各社が定めた基準に沿って正しく実施されています。何も心配することはありません。では、なぜこれほどまで審査が高速で実施できるようになったのでしょうか。その理由として最も分かりやすいものは今までは人力で実施していた審査の大半をコンピュータによる審査に切り替えることが出来たということがあるでしょう。

コンピュータの発展によってクレジットカードの審査にも影響を与えるのはなんとなく予想が出来ることですよね。今までは紙に記入していたものを人間が確認して審査していました。そのため時間も掛かりますし審査にもぶれが発生してしまうという問題があったのです。一人で作業するとなるとその人のさじ加減で審査に通る人と通らない人が出てきてしまいます。そういったことを無くすための対応などもしていると長時間かけざるを得なかったのでしょう。そういったことが以前はありましたが、今は全てコンピュータでスコアリングされて計算されるようになっています。そこに利用されるのが、あの申し込み時に数多くある記入事項なのです。それぞれの記入項目には各社ごとに決められた独自の点数が設定されており、申し込み時にこの点数を合算して審査に通る・人間による確認も必要・不合格といったことを判断しています。この作業のことを最近はスコアリングによる審査と呼んだりもしますね。

スコアリングが自動化されたことによって審査の速度は飛躍的に速くなりました。決して審査が雑になったわけではなく、早くなりなおかつコンピュータによる正確な審査が実施されるようになったということも出来るでしょう。信用情報の参照なども以前に比べると早くなっていると思いますし時代の変化が今のような高速審査を生み出しているとも言えそうです。

■クレジットカードの審査甘いと難しいとは

クレジットカードの作成に気になることといえばどれぐらい審査が難しいのかということでしょう。よく審査の厳しい・甘いというのは普段からもよく耳にする内容だとは思いますが、実際にどのようなことを指しているのかあまり理解されていないことも多いと思います。どんなクレジットカード会社でも法律に則って審査などは実施しているにも関わらず、審査に差が出るのはなぜなのでしょうか。

基本的に全てのクレジットカード会社で審査の過程は同じものとなっています。例外としては今まで別のクレジットカードを所有していて、その会社の別のクレジットカードへのインビテーションがくる場合ぐらいでしょう。つまり審査の過程が違うということによって審査が甘くなったり厳しくなるようなことはありません。最初に重要となるのはスコアリングの仕方です。

クレジットカードの審査時にはスコアリングという過程が用意されています。これは申し込み時に多数ある回答項目を数値化して、この数値を元に審査に通過できるのかどうかを判断するというものです。このスコアリングの方法配点や審査に通過する最低点がクレジットカード会社によって大きく異なることによって審査の甘い・厳しいが発生します。審査が高速でスコアリングが低くても通過するようなクレジットカードについては一般的に甘いと言われていますし、相当属性が高くないと審査に通らないようなスコアリングであれば難しいといわれています。

続いて厳しいなどと言われやすいのは入会条件が厳しいものでしょう。最近は学生でも18歳からクレジットカードに申し込みが出来るようになってきました。そのためクレジットカード自体の発行が簡単になっているとの認識から審査が甘いと言われることも増えてきました。それに対して、入会条件に30歳以上などの条件が設けられているクレジットカードは誰でも手に入るわけではありませんの難しいといわれています。

他には年会費の有無によって多少は審査の難易度が違うとの話もあります。年会費が有料のクレジットカードは維持費を利用者本人が支払っているので比較的審査が甘くなると言われています。逆に年会費無料のクレジットカードであれば維持費はクレジットカード会社負担なので少し厳しく審査しているといわれています。

クレジットカードの審査の難易度は確かにクレジットカードによって異なると思います。ステータス性が高いクレジットカードをのぞくと、基本的にはスコアリングの配点で審査の難易度が決まると思ってよいでしょう。

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■審査時に重要視される項目はこれだ

クレジットカードの申し込み時には数多くの入力項目が用意されています。皆さんの中にはこのような項目がいったいどのような意味を果たしているのか分からずに入力されている方も多いでしょう。実はこの中には重要視されている項目と、あまり重要視されていない項目があるんです。厳密な評価内容は各クレジットカード会社の企業秘密ですので、そこをピンポイントに対策して審査に望むことは出来ませんが一般的に評価されていることをご紹介していきます。

クレジットカードの審査において重視される項目は大きく分けて収入に関するものと金融資産の管理に関するものです。順に確認していきましょう。収入に関するものはクレジットカードの発行時によく言われている「安定した支払い能力があるか」を審査するものとなります。安定した支払い能力ために年収や職業、雇用形態などが評価されることが一般的です。ただ、収入に関しては多ければよいという訳でもなくいかに安定しているのかということが評価されているようです。そのため医師や弁護士といった資格が必要な仕事が最も安定しているとされ、ついで会社員とされています。逆に自営業や芸術家といったような収入の波が大きいことが予想される職業は審査が厳しくなってしまう傾向があるようです。大切なことは金額よりも、いかに安定して支払いが出来るかという部分だと心得ておいてください。

続いては金融資産の管理情報に関することです。これは二つに分類することが可能であり、一つ目はクレジットカードの審査において必ず確認される信用情報についてです。この信用情報は申し込み時に入力するものではありませんが、クレジットカード会社とは異なる信用情報機関と呼ばれるところに参照することによって得る情報となっています。今までクレジットカードの支払い遅延が無いか、他のクレジットカードの利用状況はどのようになっているかといったことが評価の対象となっています。二つ目は所有する金融資産の状況です。万が一、クレジットカードの支払いが滞ってしまったときに売却などで得る資金があるかどうかを審査しています。住居の形態などを入力するのはここに繋がっているのです。

クレジットカードの審査において特に重視されているのは上記のポイントです。細かな審査内容はクレジットカード会社によって異なってきますが、概ねどこの会社も上記の方針で審査しているのは間違いありません。

■クレジットカード審査の流れ

申し込んだらいつの間にか審査が完了している印象があるのがクレジットカードではないでしょうか。そのため審査の過程においてどのようなことが審査されているのかなど詳しい流れについて理解できていない方も居ると思います。今回はそんなの当たり前だろということから、皆さんがあまり知らないであろうことを含めてクレジットカードの審査の流れについてみていきましょう。

まずは申し込みから始まりますね。申し込まずにクレジットカードが発行されるということはインビテーション以外では考えられません。Webなどを利用して申し込みをすると様々な項目への入力を求められていると思います。この入力内容は後でスコアリングと呼ばれる審査に利用されますので正確に正しく吸入するようにしておきましょう。入力が完了すると審査へと移っていきます。

審査ではまず先ほども紹介したスコアリングという作業が行われます。これは申し込み内容を点数化して、それを元に審査に通るかどうかを判断する過程となっています。どの項目がどのような点数となっているのかは企業秘密となっていますので詳細を把握することが出来ませんが、審査に通りやすい・通りにくいはこのスコアリングによって左右されている部分もあるでしょう。特にステータス系と呼ばれるようなクレジットカードの審査では、このスコアリングの評価が厳しいといわれています。その反面、手に入れることが出来ればそれだけの審査を通過してきた人として扱われるのですね。

スコアリングで問題が無ければ次は信用情報の参照に移ります。信用情報の参照はクレジットカード会社ならば必ずする必要のある過程であり審査に落ちる理由の多くはここにあると言っても過言ではありません。ここではすでに発行しているクレジットカードの数や利用情報、限度額といった情報をはじめ過去に何かしら金融事故を起こしていないかが確認されます。特に問題なく利用を続けていたとしても、ここで他のクレジットカードのとの限度額の合計が大きな金額になってくると審査に通らない可能性も出てきます。支払い実績に問題が無いのに審査に通らない場合は、不要なクレジットカードを持ちすぎている可能性があります。利用していなくとも与信枠として利用されている扱いになってしまいますので、総量の問題でクレジットカードが発行されないという可能性もあるんですね。

これらの審査に通過できればクレジットカードの発行となります。あまり知られてはいませんが肝となるのは信用情報の審査ということですね。

■審査時に利用される信用情報機関って何

クレジットカードの審査を受ける時に信用情報機関というものが参照されているのは皆さんご存知しょうか。聞いたことあるけど内容はよく分かっていない方、あるいは聞いたことも無いかたが大半ではないでしょうか。今回はそんなクレジットカード審査の裏側に用意されている信用情報機関とはどのようなものかをご説明していきます。

個人のクレジットカード審査においては、必ず信用情報を確認しなければならないことが決まっています。これは日本で発行されている個人向けクレジットカードであれば必ずです。この信用情報機関とはどのようなものかと説明していきましょう。この信用情報機関では各個人のクレジットカードの所有状況や支払い状況、各種ローンの利用額や支払い状況などが管理されています。簡単に言うとクレジットカードを含む借金に分類されるものについて正しく支払いが出来ているのかなどを判断している会社だと思ってもらうとわかりやすいでしょう。クレジットカードの審査の際にはクレジットカード会社だけでは全ての個人の支払い状況を把握することは出来ません。出来たとしても莫大な費用がかかってしまうので、このように外部の機関にその情報取りまとめを依頼しているわけですね。

この信用情報機関は日本に3箇所用意されています。それぞれ
・CIC
・JBC(全国銀行個人信用情報センター)
・JICC(日本信用情報機構)
と呼ばれています。クレジットカードの種類や会社の業種によって1つまたは2つの信用情報を参照することになっています。
それぞれの会社が保有している信用情報の内容は微妙に異なるのですが、最低限審査に利用されていることが分かっているのは直近24ヶ月間の支払い状況や今までに金融事故を起こしていないかということです。金融事故とはいわゆるブラックリストに入っているような人のことを指しています。他にも情報は記載されているのですが、具体的に何がどのように利用されているのかは私たちには分かりませんので今回は割愛することとします。

このような紹介の仕方をすると信用情報機関は金銭面に関してなんでも知っているのではないかと考える方がいらっしゃいます。もちろんそんなことはなくプライバシーとして守られていることはもちろん守られています。信用情報機関を利用して参照することが出来るのはあくまでもクレジットカードの利用や、ローンの利用、そして最近では奨学金の利用といったお金の借り入れに関わることだけです。